更年期障害に良い四物湯

更年期障害に良い四物湯

 

今では男性にも更年期障害が起こることがわかっていますが、特に女性の更年期には幅広く目立った障害が起こりやすいため、しばしば話題に取り上げられます。四物湯はそんな女性特有の症状に効果があるとされる漢方です。

 

月経不順や不妊症などの改善にも用いられることがあり、様々な婦人病に対処できる代表的な漢方だといっていいでしょう。ここでは、四物湯について、効能や調合される生薬の種類を見ていきましょう。

 

四物湯の効能

 

四物湯は胃腸障害がない場合の婦人病によく用いられています。血行をよくする効能があるため、冷えを改善するにも効果的です。冷えからくる症状は多いため、血行を改善するだけで様々な症状が緩和される見込みがあります。

 

皮膚のかさつきなども改善されるので、女性ホルモンのエストロゲンが急激に減少することによって起こる乾燥などにも対処できるはずです。ただ、漢方は継続して飲むことで徐々に体が本来の姿を取り戻すため、西洋の医薬品のように即効性にはあまり期待できません。早めに対処を始めて、将来的な健康のために用いるといいでしょう。

 

四物湯の生薬

 

四物湯の調合に用いられる生薬は4種類あります。まずは、婦人病用の漢方に欠かせないのが当帰(とうき)です。駆お血といわれる血流が滞ったときの改善や肌荒れにも用いられることがあります。

 

血流が停滞したときに起こり得る症状には、月経不順や貧血、腰痛、更年期障害などが挙げられます。川きゅう(せんきゅう)も血の改善に役立ちますが、こちらは補血、つまり血液が足りないときの補給に働きかけるのが当帰との違いです。

 

芍薬(しゃくやく)は、血管を拡張して血液が流れやすくなる作用を持っています。他にも、筋肉の硬直を改善する働きも持っています。糖尿病に用いられることでも有名な地黄(ぢおう)は、調合により血圧降下や増血、止血など幅広い作用があります。