更年期障害に良い苓桂朮甘湯

更年期障害に良い苓桂朮甘湯

 

更年期の症状には、立ちくらみやめまいといった症状を訴える人もいます。苓桂朮甘湯(りゅうけいじゅつかんとう)は、立ちくらみやめまいをはじめとした症状に対策できる漢方です。低血圧や体が冷えやすい人にも向く漢方ですから、更年期障害でもそれらの症状がある人におすすめです。ここでは、苓桂朮甘湯について、どんな生薬が使われているのか、効能なども見ていきましょう。

 

苓桂朮甘湯の効能

 

漢方では、更年期障害が起こることを気・血・水のバランスが乱れているためだと考えています。特に体内に水がたまっていることを水毒といい、これによりめまいや立ちくらみ、耳鳴りなどが起こるといわれています。

 

余分な水分がたまると血流にも影響が出てくるため、血圧が低くなったり体が冷えるようにもなってきます。そこで、苓桂朮甘湯を処方すると、余分な水分が排泄されるようになるのでめまいなどの諸症状が改善してくるのです。

 

水分の滞留によって頭痛も生じやすくなり、精神的にも辛い症状が出ることがあります。苓桂朮甘湯はこれも改善してくれるため、自律神経失調症、イライラ、落ち込みなどにも効き目を発揮します。

 

苓桂朮甘湯の生薬

 

苓桂朮甘湯は、4つの生薬を調合した漢方薬です。調合される生薬は、利尿作用がある茯苓(ぶくりょう)、発汗作用がある桂皮(けいひ)、水分代謝をコントロールする白朮(びゃくじゅつ)、解毒作用のある甘草(かんぞう)です。

 

代表的な作用だけを紹介しましたが、各生薬にはそれぞれ複数の作用があり、組み合わせ方によっても応用範囲が広がります。